【介護タクシーは“つなぎ役”にもなれる!】他職種との連携の取り組みについて。

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利用者様の困りごとを解決する、他職種との連携の取り組みとは?

「介護タクシー=送迎だけ」と思われがちですが、実はもっと多くの“役割”を担っていることをご存じでしょうか?

青森県内でも、高齢者や障がいのある方を支える現場では、「介護タクシーの運転手さんが気づいてくれた」「そこから専門職につながって助かった」という声増えています。

本記事では、ケアタクシーどらいぶが取り組む「他職種連携」をテーマに、看護師と介護支援専門員としての専門知識を活かした具体的な連携事例や、介護タクシーならではの“つなぎ役”としての視点をご紹介します。


■介護タクシーは「移送」だけじゃない

私たちの提供する介護タクシーは、要介護者や障がい者の方が通院・外出を安全に行えるようサポートするサービスです。福祉車両にはスロープや車いす固定装置が備えられており、必要に応じて乗降時の介助も行います。
しかし、私たちが提供するのはそれだけではありません。

看護師と介護支援専門員、訪問介護員の資格を持つ私たちは、利用者様の日常生活における「ちょっとした変化」「困っている様子」に敏感です。専門的な視点から、利用者様の健康状態や生活環境を観察し、必要に応じて他の介護・医療・福祉サービスへ“つなぐ”ことができます。これにより、利用者様の生活の質を向上させるためのサポートをすることが私たちの使命です。


送迎中に気づく「ちょっとした変化」がヒントに

介護タクシーをご利用いただいている中で、私たちは日常の中で多くの声を耳にします。例えば、

  • 「靴を履くのが難しそうだ」
  • 「何となく元気がなくて、会話が少なくなった」
  • 「玄関の段差が危なく見える」

こうした変化は、家族や周囲の方々も気づきにくいものです。私たちは、看護師としての専門知識を活かし、健康状態の変化や生活の質に影響を与える要因を的確に判断できます。これらの変化が、他の専門職への連携のきっかけとなることが多々あります。

他職種連携で利用者様を支える

私たちの気づきから、ケアマネジャー地域包括支援センター福祉用具事業所などと連携することが、介護タクシーの重要な役割です。以下に具体的な連携の例を挙げます。

例1:元気がないご利用者様のケース

ある日、受診のためお迎えに伺ったところご家族様から「ここ最近、動くことができない。」とおっしゃいました。このような発言は、私たちにとって重要なサインです。そこで、私たちはまずは病院の受診のため、送迎を行いました。

病院での受診後、医師からのアドバイスに基づき、必要な検査や治療を受けることができました。その際、私たちはご利用者様の状況をしっかりと把握し、ケアマネジャーに連絡を取りました。看護師としての視点を活かし、利用者様の健康状態や生活の質に影響を与える要因を説明しました。

その後、介護支援専門員を紹介し、介護保険制度の利用がスムーズに進むようサポートしました。これにより、ご利用者様は自宅でのサービス利用につながり、必要な支援を受けることができるようになりました。

このように、私たちの専門知識を活かし、利用者様のニーズに応じた適切な支援を行うことで、より良い生活を送るための環境を整えるお手伝いをしています。私たちの役割は、単なる送迎にとどまらず、地域の皆様の生活全般を支える“つなぎ役”であることを常に意識しています。

例2:入院中の外泊時の特殊寝台の手配

あるご利用者様が入院中で、外泊を希望されました。しかし、入院中は介護保険が利用できないため、特殊寝台の手配が必要となります。私たちはこの状況を迅速に把握し、対応しました。

まず、ご利用者様とそのご家族に状況をしっかり説明し、外泊時に必要な設備やサポートについてお話ししました。看護師としての専門知識を活かし、外泊中の安全性や快適性を確保するための具体的な提案を行いました。

次に、ケアマネジャーと連絡を取り、福祉用具事業所との連携を進めました。特殊寝台の手配を行い、入院先の病院と調整を取り、外泊が決まった際に必要な寝具や介護用品を準備するよう手配しました。

また、外泊中も万が一の転倒や怪我があった場合に備え、私たちが駆けつけて外傷の確認などを行う体制を整えました。これにより、ご利用者様とそのご家族が不安を感じることなく、外泊を楽しむことができます。

このように、私たちの役割は、単なる送迎にとどまらず、地域の皆様が必要とする支援を提供する“つなぎ役”であることを常に意識しています。私たちケアタクシーどらいぶは、専門知識を活かして全力でサポートし、地域の皆様の生活を支える姿勢を大切にしてまいります。


■“地域で支える”という視点を大切に

私たち「ケアタクシーどらいぶ」は、ただの移動手段ではなく、
「地域で暮らしを支えるチームの一員」としての自覚を持って行動しています。

青森という地域特性上、車移動に頼らざるを得ない方も多く、
高齢の親御さんが、障がいのある子どもを自宅で介護しているケースも少なくありません。

「こんなことで相談してもいいのかな?」
そう思うことでも、私たちに話していただければ、必要な専門職へおつなぎすることができます。


■まとめ:介護タクシーの“役割”はこれからもっと広がる

「介護タクシー=送迎」ではなく、
介護タクシー=生活を見守るパートナー」へ。

ご利用者様やそのご家族の“気づかれにくいSOS”に気づき、
他職種と連携していく姿勢は、これからの地域福祉に欠かせない視点です。

ケアタクシーどらいぶは、今後も青森の地域と人を支える“つなぎ役”として、
ひとつひとつのご縁を大切にしてまいります。

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